目次
朝礼、忘年会・新年会・団体会合でのスピーチなど
社長あいさつを効果的に行う秘訣をご紹介します。
新年のあいさつ、入社式など、春は社長があいさつをする機会が多いシーズンです。
ビジョンを伝え、社員のやる気を高めていくスピーチは、社長にとって人材を育成し事業を発展させていくために
大切な経営手腕の一つではないでしょうか。
前回のブログでは、効率よくスピーチの内容を考える方法をご紹介しました。
今回は、あいさつの内容を順序立てて組み立てる方法をご紹介します。
話の組み立てを構成法といいます。
この構成法を知って、使い方のコツが分かると、社員の心を動かす共感スピーチも楽々出来るようになります。
社長あいさつに適した3段法
実は、構成法は、目的に応じていくつものパターンがあります。
今回は、あらゆる挨拶の場面で汎用性が高い構成法として3段法をご紹介します。
3段法とは、「導入・本論・まとめ」の3段階で構成をして行く方法です。
入社式、社員総会、忘年会・新年会・説明会・またお取引先パーティの挨拶など、
あらゆる場面で使えます。
では、それぞれに、どのような要素を入れるかをご説明します。
1.「導入」で聴き手の興味を惹く
まず、スピーチで肝心なことは、いきなり本題を話さないということです。
導入で、聴き手との関係性をつくり「良い聴き手」にしていきます。
社員への日頃の感謝の気持ち
社員の気持ちを代弁する
人数が多い場合には、みんなが共感するような話題で、場を1つにする等、
様々な仕掛けがあります。
一つ、気を付けたいのが、長々とした前置きは逆効果です。
あくまで、導入の基本は、聴き手の気持ちをつかむためのものです。
2.「本論」に整理した話を順序立てて入れる
本論は、まさに、スピーチの中心です。
伝えたい内容を展開していきます。
展開の仕方は、スピーチの場合には、自由におこないます。
ただ、どうしても話がまとまらない、という場合には、
マジック3をおすすめしています。
マジック3 要点を3つに絞る。
例)「本日伝えたいことは3つあります。1つ目は…、2つ目は…、3つ目は…です。
では、まず1つ目の○○についてお話します」
この方法なら、シンプルに話がまとまりやすく、聴いている人も理解しやすいはずです。
3.まとめで、メッセージを言語化して落とし込む
人は、一度聞いただけでは、記憶に残りません。
大事なコト、メッセージは最後に必ず言葉で押さえます。
構成する際には、時間も意識してください。
目安として、3分で800文字前後です。
抑揚・間をつけて表現豊かに話したい場合には、もう少し時数が少なくなります。
最後に、スピーチはシナリオを作成した後が肝心です。
暗記は禁物です。
緊張すると、頭が真っ白になり、思い出せず、失敗に繋がるからです。
私は、アナウンサー時代にこれで、辛い経験を沢山重ねてきました。
暗記以外の方法が失敗リスクを軽減します。
スピーチシナリオが完成したら、少しずつ文字数を減らして、
最後は箇条書き適度のA4の紙1枚でのメモにして本番に臨んでください。
途中、言い回しが多少違っても大丈夫です。
つまり言いたい事は何かが「まとめ」で言語化できていれば、メッセージは伝わります。
このように、話の整理、構成法には、目的に応じていくつかパターンがあります。
講座では、テンプレートを使ってスピーチシナリオの添削も行っています。
テンプレートを使うと、とても簡単に、効果的なシナリオが完成すると好評です。
もちろん、テンプレートを使わなくても、今回ご紹介した3段法で構成をしていただけば
スッキリメッセージがまとまったスピーチが完成します。
ぜひご活用ください。
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