過日、医療メーカーからご依頼があり、臨床セミナーに登壇される歯科医師向けのプレゼンテーション研修を実施しました。
ご依頼の理由は、コロナの影響で、1対多での会場での対面セミナーが
中止となりオンライン開催にシフトされているがオンラインで上手く伝えるスキルを知りたいというご要望でした。
登壇者は歯科医師の方なのでプレゼンテーションに関しては自己流の方がほとんどで、
不慣れなオンラインならではの伝え方の学習の場を提供したいということでした。
弊社では毎回、ご要望をヒアリングをしてより成果をうむために
プログラムをご提案しています。
今回は、2回に分けて研修を実施しました。
1.1日目 オンラインプレゼンテーション知識編
まずは、講師という立場で、セミナーで話す際の基本的な知識を
再確認するところからスタートしました。
実は、ここが重要です。自己流では、ある程度までは上手くいくのですが、
そこから先が伸びません。また、今回歯科医師という立場の方なので、
周囲が遠慮をして率直なアドバイスをもらえていない
場合もあります。
これは、経営者、役職者でも同様です。そのため自分勝手な伝え方をしていて
自己満足に陥っているケースも多くあります。
その一方、内容は充実しているのに、話し方が頼りなく自信がなさそうに見えてしまい
成果が半減しているケースもあります。
そこで、仕掛けを使い、ご自身のプレゼンテーションと
正しい方法=成果が出やすい方法を照らし合わせて、現状確認をしていただきます。
こうすることで、不足しているところ、伸ばしていくと良い点が明確になり
トレーニング効果が出やすくなります。
その上で、視覚的効果、聴覚的効果、話の構成、セミナーのファシリテーション等の
ポイントを座学でインプットしていただきました。
2.2日目 オンラインプレゼンテーション実技
今回は、1回だけでなく2回の研修を実施しました。
プレゼンテーションはやり方を聞いただけでは上達しません。
ご自身の課題を解消するポイントを取り入れて、数日後に
模擬セミナーを実施しました。
模擬セミナーは、アウトプットとして学びがどこまで
再現できているかを確認するために重要な時間です。
次に、重要なのがフィードバックです。
このフィードバックの質により、ご本人の気付きの質も高まっていきます。
ここでも成果が上がる仕組みを使い、フィードバックを行い
今後、具体的にどうすれば受講者満足度が高くなるかを
イメージできる、再現できるところまでご支援をさせていただきました。
おかげさまで、ご受講いただいた皆様から
「大変有意義だった」「勉強になった」「自分が何をやるべきか明確になった」という
満足度の高い感想をいただいたと担当様から伺いました。
オンラインであっても、正しい伝え方を再現するだけで
どなたでも、対面と同じように成果をうむことが可能です。
テレビ画面の向こうの視聴者に対して20年あまり伝えてきた方法論を
ビジネスに転用してお伝えしています。