目次
朝礼、忘年会・新年会・団体会合でのスピーチなど
社長あいさつを効果的に行う秘訣をご紹介します。
話がまとまらず長い、結局何を言いたいのか分からない、
声が小さい、早口、滑舌、発音が悪くて、言葉が聞き取れない、という問題があると
せっかく内容を持っていても、伝わりません。
これでは、聴き手の心を動かすこともできませんね。
スピーチのコツは、話し方にあった
この話し方の問題を整理してみましょう。
問題は、大きく2つに分類されます。
1つ目の「話がまとまらず長い、結局何を言いたいのか分からない
これは、内容力に関する部分です。
改善法は、短く簡潔にまとめる技術、そして結論を言語化する方法です。
ともに、シンプルな方法があり、私の講座や書籍でもご紹介しています。
皆さん、「もっと早く知りたかった」とおっしゃいます。
そして2つ目の「声が小さい、早口、滑舌、発音が悪くて、言葉が聞き取れない」
は、対応力に関する部分です。
ここに関しても、ボイストレーニングで分かりやすく改善サポートをしています。
話し方には、生活習慣や思考が現れ、個々に「特徴」があるので
その良さを伸ばし、話の効果の妨げになるところは、改善をしていきます。
このトレーニングによって、あいさつがどんどん上手くなり、自信もつきます。
トレーニングですので、個人差はありますが、数週間から数ヶ月は必要です。
しかし、今すぐ、なんとかしたい！という方も、いらっしゃると思いますので
今回は、スピーチ本番で効果がある実践法をご紹介します。
惹きつける話し方スピーチ実践法３つ
１．お腹に力を入れる
スピーチは、腹式呼吸を使います。
しかし、練習する時間が無い、という方は、スピーチの間、ずっとお腹に力を入れて
話してください。
これにより、声にパワーがつきます。
そして、身体が安定して、不自然な揺れがなくなります。
２．笑顔で話す
緊張すると、顔が引きつるという方も多いようです。
私もそうでした。
しかし、緊張していると、本来のパフォーマンスが発揮出来ませんし、
しかめっ面で話すスピーチ、聴きたいと思いますか？
明るく、前向きな内容、姿勢が聴き手の心を動かします。
また、笑顔で話すと、声のトーンが明るくなります。
声が暗い、こもる、固いという方、ぜひ意識してくださいね。
３．口を縦にひらく
日本語の発音は、「あいうえお」5つの母音が基本です。
滑舌・発音が気になる方は、この口の開き方が甘い、舌の位置が不正確、舌や唇の筋力が弱い等の
原因が考えられます。
スピーチ本番の実践法としては、口を縦にあけるように意識をしてください。
早口、言葉が不明瞭で聞き取れない方は、口を開かずに話す傾向があります。
これでは、「独り言」です。聴き手の存在を無視している、熱意が無いと思われても仕方ありません。
口を縦にあけると、表情筋が動くので母音の口の形の変化が大きくなるので、
言葉が明瞭になります。また口が大きく開くので、声も出やすくなります。
いかがでしょうか。今回はどなたでもすぐに実践できる「あいさつで惹きつける話し方のコツ」を
ご紹介しました。
こうした「当たり前」のことを、「毎回必ず行う」ことが実は一番のコツです。
私たちアナウンサーは、無意識に行っているので、毎回一定水準以上の結果を出せます。
人前に立った瞬間に、すっかり忘れて「当たり前」が実践出来なかったでは、変化を実感できません！
ぜひご活用ください。
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