経営層は大勢の前で話す力が必要になる
経営層になると、社員、取引先、関連会社、業界団体、地域活動、お客様と様々な相手を前に
スピーチや挨拶をする場面が増えてきます。
会社の規模が大きくなるほど、その回数や重要性が増えます。
たかが「あいさつ」
されど「あいさつ」
忘年会など、お酒の席では、売り上げ成果や目標など単なる数字の羅列ではなく
社員・お客様にビジョンや考えを魅力的に伝えるあいさつは
求心力が高まり、社員のやる気を促します。
普段は、忙しくて、あらたまって、こうした話をする機会は
持てないのではないでしょうか。
しかし、考えていること、思っていることを
言葉にして定期的に伝えていかないと
分かってもらえない、動いてもらえません。
一方、苦手だからと手短に終わらせたり
スピーチ事例集をそのままコピーしたり
原稿を棒読みしたり
長々と、説教じみた話になったり
思いつきで、まとまりがない話をしたり…
こんな残念なあいさつでは、聴き手の反応は薄く
せっかくのチャンスを自ら逃しています。
今や「ビジョン経営」の時代
特に中小企業では、人材確保が難しく、いい人材が中々定着しない
離職率が高いというお悩みを耳にします。
そんな中でも、着実に人を育て幸せに事業発展をしている
企業は存在します。その違いをつくる一つの要因として
挙げられるのが、「経営者と社員が同じ未来を描き
会社に参加しているか」ではないでしょうか。
また、スタートアップ企業、2代目社長など
代替わりで、新たなビジョンを浸透させたい時にも、
「あいさつ」は、有効なコミュニケーションの場なのです。
では、どうしたら効果的なあいさつができるのでしょうか?
あいさつ成功は基本が大事なわけ
今回は、基本的な部分をお伝えします。
何故かというと、いくら本やWebで、テクニックを収集しても
基本を理解しないと、テクニックを使いこなせないんです。
スポーツと同じです。
決して、難しいことではないので、ぜひご覧ください。
「話す力」は、「人間力」×「内容力」×「対応力」の相乗効果です。
簡単に3つの要素を説明します。
「人間力」…人は話し手の人柄が伝わって、初めて心を開いて話を聴きます。
日頃からの対人関係や、スピーチの際の印象管理が大事です。
スピーチが苦手な方にこそ、話さずして効果アップができるので、おすすめです。
「内容力」…シナリオ構成です。具体的にはターゲットが興味を持つように、
時間内で、構成をしていきます。
「対応力」…話し方、表現力、場の巻き込み方など、いわゆる「スピーチ技法」です。
最初に押さえる事とは
では、基本の中でも最初に押さえたいことをお伝えします。
それは、
何のために「あいさつ」をするのかを明確にすることです。
これで、「内容力」が磨かれ、スピーチの軸が決まります。
つい、自分が話すことばかりに意識が向きますが
実は、あいさつの目的を押さえるだけで、
魅力的なあいさつになり場の反応が変わるんです。
忘年会の「あいさつ」の目的は
一年の労をねぎらい、感謝を伝え、新年に向けて明るいビジョンを示し
来年も一丸となって進みたい、一緒に仕事をしたい、協力をしていきたいと
感じてもらう事です。
「そもそも」の部分「なんのために話すのか」を押さえれば、
何を、どう話せばいいか、見えてきませんか?
私のセッションでは、具体的なテンプレートを使い
サポートをしていますので、効果を上げやすいんです。
実際に、この方法で忘年会のあいさつをした経営者から
「はじめて拍手が起きた」「感動しました!と握手を求められた」等
いくつもの成功報告が届いています。
次は、あなたの番ですね。
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