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阿隅和美オフィシャルブログ

イベント登壇者スピーチトレーニング

【活動報告】2024年5月開催2件のビジネスイベント、ピッチイベント「Meets」と、これまで17万人以上が参加した日本最大級のビジネスカンファレンス「Climbers」講演に登壇するビジネスパーソンのスピーチトレーニングを担当させていただきました。イベント会場はいずれも来場者の熱い熱気に包まれ、登壇者のピッチや講演に熱心に耳を傾けていました。
おそらく規模の大小はありますが、セールスの機会を得るために商材、サービスの紹介や提案、企業PRや認知のために講演やセミナー、マーケティング戦略の一環としてセミナー、勉強会等、不特定多数の対象者向けに話す場面を経験する、または、登壇機会を控えているビジネスパーソンは多いと思いますが、実は普段の商談、会議と同じでは、なかなか成果が出せないという現実があります。そこで、今回は、ビジネスセミナー登壇者が意識するべきスピーチポイントをご紹介します。

セミナーと会議の話し方の違い

まず、日常の商談、ミーティングと、講演やセミナーの話し方で大きな違いです。商談は近い距離にいる対象者との対話なので、声の大きさ、トーン、スピードは普段の会話と大きく変えなくてもコミュニケーションは図れます。また、短いターンで質問を受けられるため、相手の理解や気持ちを察しながら進めていくことができます。一方、講演やセミナーの場合、会場の大きさにもよりますが、物理的な距離が遠くなります。そして、ある程度の時間、一方的に話を進めていくため興味・関心を引き続けるストーリーや資料の見せ方など事前準備が重要になります。また、会場全ての対象者にメッセージを届けるには、普段の3割増し以上の言語、非言語による表現力が必要になります。さらに、慣れない場合には、極度の緊張を感じます。場の雰囲気に巻き込まれず、ピッチや講演の成果をうみだすには、その場にふさわしいスピーチスキルを装備しておく必要があるのです。

ピッチと講演の特徴

今回トレーニングを担当させていただいたピッチと講演には、それぞれ特徴があります。まず、ピッチは数分間という短い時間で行うプレゼンテーションのことです。一般的にプレゼンテーションは、サービスに興味を持っている特定の相手に対して行うことが多く、詳しい内容を30分~1時間ほど、じっくり時間をかけて説明します。一方、ピッチは、興味・知識がない人も含め、企業やサービスについて説明することが比較的多いため、わかりやすく、簡潔に伝えることが求められます。

次に、講演は、あるテーマについて参加者への意識啓発が大きな目的となります。例えば登壇者のパーソナルな体験談、成功談などを交えて話すような内容で、時間も30分~1時間30分など比較的長い時間となります。いずれも「成功戦略を立て準備をし本番で再現をする」この方法で初めての方であっても、8割以上は期待通りの成果が出せると考えています。

ピッチ成功のポイント

では、ピッチに登壇する場合のデリバリーについてポイントをご紹介します。まず、短時間勝負になるので何より冒頭で「好かれる」「信頼を得る」ことです。そのためには、人前での話し方、言わる湯スピーチ技術を身につけておきます。次に、分かりやすく印象に残ること。ピッチは数社、数名が行うことが多くあるので、差別化を図らないと記憶に残りません。相談をしたい、もう少し話を聞きたい、と思わせるため、知識がない相手にもわかりやすく、かつ自分事だと気づいてもらうこと、またメリハリがある表現力で感情面に訴えることも意識するといいでしょう。

講演成功のポイント

講演は、ある程度時間が長いので、すべてをまんべんなく話すというよりは、「伏線」「山」などのストーリー展開がポイントになります。また最後まで飽きさせないために適度な呼びかけや質問などを入れてコミュニケーションの設計をしていきます。話し方は普段よりややトーンを高めにしてスピードの緩急、会話調などを挟んでいきます。マイクを使っていてもぼそぼそ話していてはメッセージは届きませんので、明るい声のトーンがおすすめです。

いかがでしょうか。ピッチ、講演成功にはスピーチスキルは必須ですし、準備にはフォーマットを活用すると効率的です。

ピッチ、講演、セミナーなどご準備に関する相談はお問い合わせからご連絡ください。

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