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阿隅和美オフィシャルブログ

2022年 05月 30日

オンラインイベントのスピーチトレーニングを担当しました

3万人が視聴するイベント登壇者スピーチサポートご提供

5月の実施されたオンラインイベントClimbers2022春にて、登壇された企業人のスピーチトレーニングを担当させていただきました。イベント詳細はこちらです。これは、Sansan株式会社、テレビ東京、幻冬舎主催のオンライン生配信のイベントでブレイクスルーを実現した各界のトップランナーによる人生の特別講義をスピーチや講演形式で3日間に渡り、およそ40名のスピーカーが登壇し開催するものです。のべ3万人が視聴する中、チャレンジする全てのビジネスパーソンに、明日への勇気が湧き立つ 内容が発信されました。弊社では、昨年に続き今回は12名の経営者・管理職の方々のサポートをさせていただきました。

本番はテレビ東京のスタジオからの生配信で、立派なステージや著名人の講演を目の当たりにした企業人の皆さんは、ビジネスプレゼンテーションには慣れていても、今回に限っては緊張するのも当然のことです。そこで、事前準備、リハーサル、当日の立ち合いまでを通じて当日ベストなパフォーマンスを発揮していただけるようにお手伝いしました。結果として皆様、過去一番の最高なパフォーマンスでメッセージを届けてくださいました。私もスタジオで立ち合いながら思わず涙が出るほど感動したシーンも数え切れませんでした。

さて、このブログをお読みになっている方の中に、イベントやセレモニー等でスピーチを控えているという方がいらっしゃいましたら、是非参考にしていただきたい、スピーチトレーニングで、成功のために大切にしているPointをご紹介します。

スピーチ成功のために押さえておきたいこと3つ

スピーチ成功のポイント1 軸をつくる

特に、ビジネスプレゼンテーションやセミナーの場合、スライド資料から作成する方が多いようです。これだと途中で話の軸がぶれてしまったり、シナリオ修正をした場合スライド作成にかかる時間が無題になります。それよりも、まず話の軸を立てて主題(テーマ)を言語化することが大事です。さらにそのテーマ、メッセージが自己満足に陥らないようターゲット目線にしていきます。

スピーチ成功のポイント2 ストーリーメイキング

心に残るスピーチには論理的に飛躍や断層がないのはもちろんですが、それだけでは感情が動きません。人はストーリーで語ることで感情移入しやすくメッセージが記憶に残ります。そこでテーマやメッセージが最高に引き立つストーリーをつくっていきます。ストーリーの組み立て方にはいくつかのパターンがあるのでフレームを活用して作成すると効率がいいでしょう。構成に関しては拙著『心をつかみ思わず聴きたくなる話のつくり方』(日本能率協会マネジメントセンター)にまとめてありますのでご興味ある方は参考になさってください。

スピーチ成功のポイント3 中学生に教えるつもりで語る

仕上げは話し方です。用意したトークスクリプトを読み上げてみるとかなり早口になります。当日初めて聞く内容、事前知識がないなど前提条件が揃っていない方がいる場合には、早口では話についてこれません。そこで、スピーチは中学生に教えるようなイメージで話すのです。するとスピードも調整でき、抑揚や間など表現力もついてきます。さらに、主要な用語、わかりにくい部分などはなるべくかみ砕いて伝えるようにします。

スピーチスキルは個人差があり、また目的、対象者、状況によってもどこを優先するかが変わってきます。しかし最低限この3つのポイントを押さえていただければ、今まで以上の成果が期待できるはずです。経営層・リーダーにとってスピーチはマネジメント、マーケティングにも活用できる、ぜひ磨いておきたい重要なスキルです。ぜひあなたのステークホルダーにメッセージを届けてください。

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