話し方は、その人の内面を映す鏡とも言われています。誠実さ、温かさが語調や言葉に表れます。
仕事上のプレゼンテーションであっても、一方的に押しつける印象を持たれては理解しても反発をかいます。
今やモノが溢れ消費者の「もの」に対する購買意欲は低下しています。そしてネット経由で世界中の情報に触れることが出来ます。事実、カタログやHPに記載されているような情報をただ並べられても、選ぶ理由にはなりません。そのような時代において、仕事上のプレゼンテーションはただ「情報を伝える」だけでは聴き手の気持ちを動かすことは難しくなっています。
そこで、聴き手に「欲しい」と思わせるには、相手のニーズにマッチした情報の提供と同時に
「誰が話すか」という話し手のプレゼンスが重要になっています。
TVショッピングの例で説明しますと、一見どれも消費者が欲しいと思う商品のメリットを上手に伝えていますが、
実はナビゲーターによって売り上げが違います。ナビゲーターにファンがついていて「この人の進める商品ならきっといいものに違いない」と思い購入するそうです。
誰が伝えるか、人間力=プレゼンスとも言い換えることが出来ます。
プレゼンスを鍛えるのは中々難しいですが、使う言葉を変える、声のトーンを変える、表情や態度など表面から内面にアプローチをしていく事も出来ます。話す時の「心の在り方」に繋がります。
相手が感じ良く聴ける表現、ポジティブな言葉、回りくどくなくシンプルな表現などがポイントです。
共感がなければ相手の心は動かせません。ぜひ「話し方」のクオリティを高めて
心を動かすプレゼンテーションを実践してください。