心を動かすスピーチ講演サポート | 話し方渋谷 元NHKキャスターが教えるエグゼクティブ・ビジネスパーソン・経営者のプレゼンテーション研修・話し方・スピーチ 管理職コミュニケーション

話す力で未来の扉を拓く WACHIKA

MENU

阿隅和美オフィシャルブログ

2025年 05月 12日

心を動かすスピーチ講演サポート

今、企業が「伝える力」を育てるべき理由とは


社内外における講演、セミナーなどの場面で、経営者やリーダーにとって「何をどう話すか」は、企業ブランドやエンゲージメントを左右する重要なスキルとなっています。情報が溢れる中で、本人の声と言葉によりメッセージを直接受け取ることに価値が高まっているからです。

2025年5月に開催された【Climbers 2025】は、まさにその好例です。
「壁を乗り越え、勇気を持ち次へ進む」ことをテーマに、各界のビジネスリーダーたちが、視聴者の心を打つストーリーを語りました。

弊社では、毎年このClimbersイベントにおいて、ビジネスパーソン登壇者のスピーチトレーニングを担当させていただいております。本記事では、今年2025年の登壇サポートを通じて得られた気づきと、どのようにして“感動を呼ぶ講演”を作り上げるかをご紹介します。

これから講演やセミナー登壇を予定している方や、社内イベント担当者の方にとって参考になれば幸いです。

「経験」を、どう言葉にするか?

Climbersでは毎年、各界のトップランナーや経営者、ビジネスパーソンなどが登壇し、自らの挑戦の軌跡を語ります。中でも共通するのが、「困難をどう乗り越えたか」というテーマです。

今年ご依頼いただいた登壇者も、まさにその代表例。
起業当時の失敗、組織が大きくなる過程での問題、業界を取り巻く環境の変化……。簡単には語れない壁を乗り越えてきた、その経験をどのように言葉にするか。それをお手伝いするのがスピーチトレーナーの役割です。

スピーチ構成は「3つの山」で作る

スピーチ構成は「共感 → 困難 → 乗り越えた先の景色」という大きく3部構成を軸にしています。

  • 共感:聞き手が「自分ごと」にできる導入。
  • 困難:リアルで臨場感のある“壁”の描写。
  • 変化・成長:どんな気づきがあり、何を学び、今どんな思いを持っているか。

これを言語化することで、単なる成功談や自慢話ではない、等身大の「人間ドラマ」が、心を動かす鍵になるのです。ただし、ご本人にとって「当たり前」だと思われていることがよくあるため、視聴者視点で内容を引き出しで行くことも大切だと感じています。さらに、ご本人のパーソナリティが伝わる表現で語っていただくことも、心を動かすスピーチには重要な要素となります。

スピーチ完成までの「伴走」

一般的に、講演準備において最も多い課題は、「情報、エピソードが整理できない」「そもそも何を話せばいいか分からない」「良い反応になるか不安」といった声です。

スピーチトレーニングでは、登壇予定者の熟練度やご要望に応じて、下記のような支援をご用意し登壇者の言葉を“伝わるスピーチ”へと磨き上げていきます。

  • ヒアリングによるエピソードの深掘り
  • 目的に応じた講演構成案の設計
  • 原稿のブラッシュアップ
  • 声の出し方・緩急のつけ方・立ち居振る舞いといったスピーチ技術・音声表現のトレーニング
  • 本番前の模擬スピーチ・フィードバック

感動を生み出す講演には「チーム」がいる

今回のイベントもそうですが、講演やセミナーに登壇される皆さまは、日々の業務でも非常にお忙しい方ばかりです。講演は「一人で完成させるもの」と思われがちですが、実はそうではありません。感動を呼ぶスピーチに向け、「構成を一緒に考える人」「言葉を磨く人」「届け方をトレーニングする人」が存在します。忙しい方々にとって、短時間で最大限のアウトプットをするために、プロの伴走者がいます。

今年もClimbersのスピーチ支援に関わらせていただき、「登壇者が自分の物語を力強く伝える」素晴らしい瞬間を共有することができ感謝しています。すでに知っているストーリーなのに、本番の講演を聞いて感動してしまうほどでした。

なぜ、今スピーチトレーニングが注目されているのか?

社外イベント登壇に限らず、以下のようなシーンで「伝える力」が問われる場面は増えています。

  • 経営計画説明会
  • 社内向けのキックオフミーティング
  • 採用イベントや企業説明会
  • メディア向け発表会
  • ビジョン共有の全社集会
  • 社長の周年スピーチ
  • 企業主催セミナー

SNSやAI時代になっても、「心に残るメッセージ」は人の声によって届けられるもの。
だからこそ、企業における話し方トレーニングの重要性は年々高まっていると感じています。講演・セミナー・スピーチを成功させるために必要なのは、「話し慣れているか」ではなく、「戦略的に構成され、聞き手視点で作られたスピーチかどうか」です。登壇者の話に心を打たれ、勇気づけられたとき、私たちは「言葉の力」を実感します。
それは偶然の産物ではなく、丁寧な準備と構成、そして想いを形にするトレーニングによって生まれるものです。

講演という大切な機会を、ぜひ「伝える力」で最大限に活かしてください。
ご相談・お問い合わせはこちらの フォームから お気軽にどうぞ

関連記事

Comments are closed.