6月は、おかげさまで、プレゼンテーション研修、
中でも、管理職やリーダーとして組織の中心的役割を
期待されている方向けの研修が続いております。
では、なぜそのような方々が、わざわざ「伝え方」を磨き上げる必要があるかというとですが、
当然、今まで以上に「どのように伝えるか」というコミュニケーション能力が
社内外で求められているからです。
モノや情報が溢れる時代に、「価値」をどう伝えるか
多様化が進む中、上司、部下、関係者に、どう納得してもらい協力して組織をつくっていくか
仕事の効率化が進む中、できるだけ簡潔に要点を伝え正しい理解を得られるか等、
単なる「情報の伝達」という目的だけではなく
「求心力」「動かす力」を身につける為のプレゼンスキルが必要とされています。
そこで、私からのブラッシュアップアドバイスは主に2点です。
それは
「相手にどう見られているのかを意識する」
そして
「相手が興味・関心を持っているかを意識する」
という点です。
シンプルですが、日々忙しい中で時間に追われ、会議やプレゼンの準備をしていると
案外、抜け落ちてしまう視点です。
中には、「客先では、意識しても、社内では、部下や上司視点
を意識した事すらなかった」という方もいます。
「どう見られているか」も役職が上がるにつれて非常に重要な要素ですが、
今回は、「どう聴かれているか」についてお伝えします。
レベルアップには
「相手の興味・関心を引く話を編集する力を身につける」ことをご提案しています。
そのための見直しポイントをご紹介します。
◆見直しポイント1
「はじめから相手視点で話しをつくる」
殆どこのクラスの方は、論理的思考を十分身につけられています。
プレゼンの準備をする際にも、論理的な展開で準備されると思います。
しかし、ここが1つめの見直しポイントです。
話は、必ず相手がいて、目的があります。
いくら理にかなっていても、これが自分視点だと
相手には響かないのです。
そこで、自分の思考の順序ではなく、
相手の知りたい事・興味あることを優先して
話を編集して伝えましょう。
見直しポイント2
「必要な要素を絞り込みタイムマネジメント」
あとから、突っ込まれるのを避けるため、あれも、これもと
内容を積み上げると、
忙しい相手にとっては
「回りくどい、要点だけ話して欲しい」と逆効果になります。
例えば、背景や前提条件や分析手法などは、
社内や同じ業界の相手でしたら
話の展開に必要な概要程度にとどめ、さっさと本題に進みましょう。
もし、聴き手がもっと知りたいと思えば、質問をしてくるはずなので、
その際に納得いく説明ができる準備をしておけばいいでしょう。
もし不安なら、「ここでは概要にまとめてご説明します。詳細について必要な場合は、最後の質疑応答でご対応します」
等とコメント処理をしておけば安心です。
見直しポイント3
「気持ちをつかむ仕掛けをする」
目の前にいても、本当に聴いているとは限りません。
異を唱えなくても、不同意かもしれませんし、そもそもなぜその話を
自分が聴かねばならないのか分からずにいる場合もあります。
相手に行動を促す、協力を得る、話に積極的に参加してほしいのであれば、
「これは自分に関係がある話だ」「聴いておかないと」というように
「自分事」だと気付かせる必要があります。
特に、ネット社会の進化、スマホの普及で、現代人の集中力は、年々短くなっているため
話の冒頭で気持ちをつかまないと、せっかく価値ある内容も聴き流されてしまいます。
いかがでしょうか。
実は、こうした話し方のクセは、ご自身では気付かないことが多く、
また周囲も、気付いていてもわざわざ言わないものです。
もし、上司や部下に上手く伝わらない
最近、様々な場面で話す機会が増えたが、緊張すると話がまとまらない
ポジションに相応しい話し方を身につけたいという方は、
一度プロのアドバイスを受けられることをおススメいたします。
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