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社内イベント登壇者向けプレゼン研修事例

社内イベントやキックオフミーティングは、企業文化を体現し、組織全体にビジョン・ミッションを浸透させる重要な機会です。

その成否を大きく左右するのが、登壇社員のプレゼンテーションです。

日常業務での説明や報告とは異なり、社内イベントでは「聴衆の心を動かし、行動を促す」プレゼン力が求められます。しかし、そうしたスピーチに慣れている社員は多くありません。

今回は、今年実施した外資系製薬会社様向けの全社キックオフミーティング登壇支援プレゼンテーショントレーニングの事例をもとに、社内イベント成功に向けたプレゼン研修のポイントをご紹介します。

社内イベントにおけるプレゼンテーションの重要性

社内イベントやキックオフミーティングにおけるプレゼンテーションには、主に以下のような役割があります。

・企業ビジョン・ミッションの浸透
・戦略方針の共有と理解促進
・モチベーション向上
・全社一体感の醸成
・リーダーシップの可視化

こうした場面で求められるのは、単なる情報伝達ではなく「心に響く」スピーチです。
ところが、普段の業務ではロジカルな説明を重視する社員ほど、感情に訴える話し方に不慣れなことが多いのです。
社内イベントで登壇する社員がこの違いに気づかないまま本番を迎えると、せっかくの場が単調な報告会に終わり、期待した効果を得られないリスクもあります。

プレゼン指導依頼の背景と企業課題

今回ご相談いただいた外資系製薬会社様では、2025年1月に全社員向けのキックオフミーティングを開催するにあたり、登壇社員向けのプレゼンテーショントレーニングをご希望されました。

ご依頼の背景

・企業ビジョン・ミッションの再浸透を図る重要なタイミング
・リーダー層が率先して変革を体現する姿勢を示したい
・データに基づく正確性は担保できるが、「心を動かす」プレゼンに課題感
・社員一人ひとりが「当事者意識」を持てるようなメッセージを届けたい

企業の抱えていた課題

・事実・データ中心の話し方に偏りがち
・感情に訴えるストーリーテリングが不足
・全社員を巻き込む工夫に欠ける
・スライドが情報過多になりやすい

こうした背景から、「聴衆をインスパイアするプレゼン技術」を磨くためのトレーニングを実施することになりました。

研修設計のポイント

① 登壇者の個性を活かす指導

一律に「こう話すべき」と押し付けるのではなく、登壇者それぞれのキャラクターや体験に基づくエピソードを引き出し、オリジナルのストーリーを構築することを意識しました。

② 実践中心のトレーニング

座学にとどまらず、実際にプレゼンテーションを組み立て、発表に対してフィードバックと改善を行い、短期間でスキルを高める設計としました。

③ 企業文化・イベントコンセプトへの適合

製薬業界特有の倫理観や、外資系企業ならではのエネルギッシュな企業文化を踏まえ、違和感のない自然な表現スタイルを目指しました。

実施したプレゼンテーショントレーニング内容

パート1:パブリックスピーキングの心構え

なぜ「聴衆視点」が重要なのか
スピーチ前に整えるべき3つのマインドセット
緊張を味方にするメンタルコントロール法

パート2:スピーチ構成とストーリーテリング技術

オープニングで惹きつける3つのテクニック
メインメッセージを支える「具体エピソード」の作り方
ロジカルとエモーショナルを両立させる話し方

パート3:スピーチとビジュアル活用法

「原稿を読み上げる」から「語りかける」スピーチへ
話し手の動き・表情とスライドの連携術

特に力を入れたのは、「ストーリーテリングとスピーチの磨き上げ」です。
一人ひとりがリアルな体験談をもとに、自分の言葉で語れるようサポートしました。

トレーニングの成果・お客様の声

キックオフミーティング本番では、登壇された皆様が堂々とスピーチを行い、聴衆に強いインパクトを与えることができたとのことです。

クライアント企業ご担当者様の声
「登壇社員一人ひとりが自分の言葉で語るプレゼンでした。リハーサルを含め本番が一番の完成度となりました。」

WACHIKAコミュニケーションズのプレゼン支援の特徴

WACHIKAコミュニケーションズでは、単なるプレゼン技術指導にとどまらず、「人を動かすプレゼン」を実現する総合サポートを提供しています。

特徴1:元アナウンサーによるプロフェッショナル指導
発声・滑舌・表現力トレーニング
緊張をコントロールする話し方指導

特徴2:オーダーメイドの研修設計
企業文化・イベント目的に合わせたカスタマイズ
社員一人ひとりの個性に合わせたアドバイス

特徴3:実践重視・即効性のあるプログラム
座学だけで終わらない「実践→フィードバック→改善」
本番に直結するトレーニング設計

社内イベントを成功させるために

社内イベントのプレゼンテーションは、単なる発表ではありません。
「心を動かすコミュニケーション」を通じて、組織の未来をつくる重要な機会です。登壇社員がその役割を十分に果たすためには、専門的な支援と実践的なトレーニングが不可欠です。

今回の外資系製薬会社様の事例からもわかるように、社内イベント成功のカギは登壇者のプレゼンテーション力にあります。
もし、貴社でも社内キックオフイベントを控えている
社内セミナーや表彰式で社員登壇を予定している
「聴衆を動かす」プレゼンを実現したい といったご要望がありましたら、ぜひご相談ください。

登壇者一人ひとりの魅力を最大限に引き出し、社内イベントの成功をサポートいたします!

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