司会を頼まれたら上手くいくために最低限準備したいポイント | 話し方渋谷 元NHKキャスターが教えるエグゼクティブ・ビジネスパーソン・経営者のプレゼンテーション研修・話し方・スピーチ 管理職コミュニケーション

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阿隅和美オフィシャルブログ

司会を頼まれたら上手くいくために最低限準備したいポイント

早くも11月、今年もあと2か月となりました。
年末年始に向けて、各所でイベントが多くなります。
会社や協会のパーティ、
イベント、忘年会、新年会など。

そうした場面で、幹事や世話役になると
司会進行を任されることもあります。

また。役員クラスや来賓が集まる会や周年記念のオフィシャルな式典で
初めて司会をするとなると、やり方が分からないと
不安になりますよね。

もちろん、通常も説明会の司会、PRイベントの司会など
案外、司会をする機会は多いのではないでしょうか。

司会は、良くも悪くも大変目立ちます。
実際に、上手な司会進行ができると
参加者へのアピールになりますので
お引き立ていただくことも増えてきます。

一方、声が小さい、早口で聞き取れない
落ち着きがない態度、表情が固い、一本調子など
司会者の印象が暗いと会の雰囲気も台無しになります。

これでは、司会者としての責任を果たせなかった
ということになります。

とはいえ、プロの司会者ではないので
司会の知識や技術は知らなくて当然ですし
それほど準備にかける時間もないでしょう。
そこで、急に司会を頼まれた方が、「さすが」といわれるために
最低限押さえたい準備ポイントをご紹介します。

声の出し方はお腹に力を入れて山なりに届ける

司会者の印象は、声のトーンが決め手となります。
人前で話す時には、腹式呼吸を使うと
堂々した声がでます。
社長スピーチ
腹式呼吸は、練習すればどなたでも身に付きますが
少し時間がかかります。
そこで、準備時間が少ない時には
「鼻呼吸」で深い息を吸うことを意識しましょう。

次に、声の届け方は、会場全体に話しかけるイメージを
持ってください。具体的には、会場の一番後ろにいる方に向かって
山なりで声を投げるイメージです。

大きな声で話そうとすると、喉に力が入ってしまい
声がかれてしまいます。
それに喉に力を入れた声は、怒鳴り声に近く
これでは、逆効果です。

お腹に力を入れて、山なりに声を届けると
喉に力が入らず、本来の伸びやかな声が出やすくなります。

笑顔は雰囲気をつくり声の透りまで良くなる

司会者の表情は、会の雰囲気をつくるので大切です。
ほほの高いところに力をいれて、持ち上げると
いわゆる「笑顔」になります。この状態で司会をするように
意識しましょう。
女性スピーチ
表情筋が動きにくい方は、「あいうえお」
の五十音を、大きな口を開いて練習をしておくと
表情筋のトレーニングになり、司会本番でも
表情筋が動きやすくなり、自然な笑顔になるはずです。
また、このトレーニングは、滑舌もよくなりますので一石二鳥です。

もう一つ、笑顔には、よく透る声をつくる効果もあります。
笑顔だと上あごが上がりやすく、口腔が広くなります。
これで声が共鳴しやすく、透りやすくなるのです。

また、口をしっかり開いて話す
と声がこもらずに、前に出やすく明るい印象になります。

とにかく、あまり難しいことは考えずに
ほほの高い部分に力を入れて
笑顔で話す練習をしましょう。

司会者の声のトーンを決めるため
この2つ、鼻呼吸でお腹に力、そして笑顔をぜひ、練習してください。

調子を変えてメリハリをつける

どうしても、名前や肩書を間違えてはいけないという思いから
司会進行の原稿を読むと、普段以上に棒読みになります。
しかし、それでは、場が盛り上がりません。
アナウンサーは抑揚のつけ方の練習をしているので
原稿を読んでも、棒読みにはならず、表現をつけることができます。
しかし、この抑揚の練習も、準備時間がないと、難しいと思います。

そこで、抑揚の練習をしなくても
乗り切る方法をご紹介します、

司会原稿の内容で、2パターン、話し方を変えてみましょう。
・感謝や感想は、気持ちを込める
語り口調で、普段通りにしゃべるつもりで。
例)「本日は、お集まりいただきまして誠にありがとうございます」
「○○部長、ご挨拶、ありがとうございました。また明日から頑張ろう!という励みになりました」

・紹介、説明は落ち着いて
ゆっくり、堂々とした話し方で
大切な部分は、しっかり「間」をあけると際立ちます。
例)「それでは、ただいまから(間)○○協会20周年記念式典を開催します」
「記念品は、協賛いただきました(間)株式会社△△○○支店支店長の○○様から贈られます」

このように内容に応じて、話し方の調子を変えて
メリハリをつけてください。

司会原稿は大き目の文字で

当日、おそらく司会となると緊張すると思います。
司会原稿の文字が小さいと、
読みにくく余計、緊張します。

また、原稿ばかり見入っていていては、司会者の印象は良くないですね。
会場全体を見渡して話したいものです。会場から原稿に
目を落とした瞬間に、どこを読むか見つけやすくするためにも
司会原稿は、大きな文字で書いたほうが良いのです。

ワードですと14、16ぐらいが良いと思います。

もう一つ司会者の大事な役目があります。
それは、時間管理です。
そのため、原稿には、タイムキープできるように
各項目の頭に、予定時間を記入しておきましょう。

これで、時間が押してしまって、最後の来賓のあいさつが入らない…
なんてミスはなくなります。

いかがでしょうか。
司会を頼まれたときに最低限
準備しておくといいポイントを
ご紹介しました。

ぜひ、司会を頼まれたら喜んでお引き受けください。
司会を任せたいというせっかくの期待を、
逃げ回っていては信頼はうまれません。
会を盛り立てお役目を果たしてくださいね。

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