目次
なぜか人前に立つと普段通りに話せない
取引先の記念イベントで、あいさつや乾杯の音頭を頼まれた…
社員向けのあいさつ
業界団体や、各種交流会、勉強会でのプレゼンやセミナー
人前で話す回数は多いけど毎回
会場の反応がいまひとつ
盛り上げようとして、話がすべってしまう
何となく自分で納得がいかない
なぜか人前に立つと普段通りに話せない
こんな方が多いようです。
スピーチを上手くなりたい人が失敗する行動
「スピーチが上手くなりたい」こう思った方がはじめに
とる行動で、すぐに思い浮かぶのが
「身近でスピーチが上手い人を真似てみる」ではないでしょうか。
本を買う、無料動画を見る、そして講座に習いにいく
色々方法がありますが、
「身近でスピーチが上手い人を真似る」のは
一番手っ取り早い方法です。
でも、上手い人を真似るには、落とし穴があるんです。
新人アナウンサーで失敗した「真似」
よく「学ぶ」とは「真似ることから」
問われています。
しかし世の中には
「成功する真似方」と「失敗する真似方」が存在します。
少し私の体験談をお話してもいいですか。
新人アナウンサーの頃、話のセンスもなく
ラジオやテレビで面白いコメントも言えず、悩んでいました。
そんな時ある上司から「落語」を学べ
と言われたんです。
そこで、現代落語において「最高峰の名人」と 位置付られる
古今亭志ん生の落語のテープを買ってきて
真似ようとしたんです。
いわゆる「完全コピー」です。
もう、勘のいい方はお気付きですよね…
真似られない…(笑)
最高峰の名人芸ですから
素人が真似るなんて無理なんです。
しかも、不勉強で、落語の内容さえ笑えない。
その結果、余計、落ち込みました。
何が言いたいかというと、
「真似る」にも、上手くいく方法と、上手くいかない方法があります。
スピーチがメキメキ上達する「真似る」ポイントとは
１．仕組みを理解する
上手い人を真似るにしても、
体系立った話し方の理論や人間心理に基づいた
手法を理解していないと、
結局どこが優れているのか見分けられず、
自分のものとして、使えません。
最近はYouTubeなどで「感動プレゼン」など多くアップされていますが、
これも分析して真似ないと、感動はさせられませんね。
スピーチやプレゼンの仕組みを理解した上で真似る、
これが最も効果がありお薦めです。
実際、学ばずとも、人を惹きつけるスピーチや話し方が
得意な方がいます。そういう「天才肌」の方に、
どうしたらそんなに面白い話しが出来ますか？と
聴いても「分からない。何となく」
という答えが多いんです。
無意識レベルで出来ることほど、
言語化して指導するのは難しいんです。
ぜひ話し方やスピーチの仕組み、基本は
専門家に学ぶことをおすすめします。
２．真似るポイントを間違えない
あとから考えたところ
上司が学ぶようにとったのは、
話の組み立て方だったように思います。
当時の私に必要だったのは、お客様や視聴者との
気持ちの通わせ方でしたので、
どういう流れで、どんなことを言えば
聴衆の心を動かすのか
掴むのか
引き込むのか
ここに焦点をあてれば良かったのです。
２．人の心を動かすシナリオは普遍的
こうした話の構成法、人間心理のつかみ方は
古典落語の世界でも
テレビで視聴率をとるのも
現在の最先端のプレゼンテーションでも
共通することです。
テレビで学んだ関係性構築法は、
経営者からエグゼクティブから学生さんまで様々な立場の方に
お伝えをして、成果報告をいただいいています。
さて、このように
人前で話す際には、心をつかむために話す順番があります。
私の講座では、それを、ビジネスシーンに応じて
オリジナルのテンプレートを作成して
シェアしています。
だから、あっという間に
ターゲットの気持ちをつかむ
シナリオがつくれるんです。
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