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【広報・リーダーの話し方⑬】 原稿を読むと伝わらない理由

プレゼンテーションは、当たり前ですが、話し言葉を使います。
しかし、この当たり前のことを、つい忘れてプレゼンテーション用の原稿を準備して、
当日原稿を読み上げてしまう方がいらっしゃいます。

原稿を暗記するという行為も、暗記する時間がかかり効率的ではありませんし、
当日、言葉が出なくなったら、その場で立ち往生してしまうというリスクが高く、
緊張するのでお勧めできません。

プレゼンテーションの目的は、そもそも何でしょうか?
情報を伝えるだけのアナウンスなら、原稿を感じ良く読む事で済みます。
しかし、ビジネスの現場でのプレゼンの目的は、聴き手を動かし、何らかのアクションをとって欲しい
という期待があるはずです。

そのためには、その場の雰囲気や話し手のモチベーションが伝わる
リアルな表現が効果的なのです。

書き言葉「漢語」話し言葉「和語」という違いもあります。
他にも
音とリズムが耳に残るか
そして、大きな違いは言葉の配列です。
例えば、文章に書くと「このお茶は摘みたての茶葉をじっくり焙煎したプレミアムな香りが楽しめます」
となりますがこれでは、流れてしまい、引っ掛かりがありません。
プレゼンでは、聴き手にインパクトを与え、惹き付けながら伝えるので、
「このお茶の香り、まさにプレミアム級です。実は、摘みたての茶葉をじっくり焙煎してあるんです」
という組み立てになります。

原稿を書かなくても、抜けモレなく伝えるための話しの組み立て方をマスターすれば
どなたでも自分の言葉で話せます。
短時間で分かりやすくまとめ、伝えるコツを是非ご活用ください。

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