プレゼンテーションやスピーチを準備する際、私は原稿を書くことをおススメしていません。
そもそも、人の心を動かす事が目的なので、原稿の暗記をすることが目的ではありませんし、
ましてや当日原稿を読んでしまっては聴衆の心に届く話にはなりません。
しかし、タイムマネジメントのために、自分の話すスピードや、
どの程度の内容を用意すればいいのかを知っておくことは大切です。
人は、聴くより話すほうが好き?
皆さんは、話すことと聴くこと、どちらが好きですか?
大半の方は、「人前で話すのが苦手なので、聴き役が好きです」とお答えになります。
しかし、本来、人は、話す方が、聴くより好きだと言われています。
話すことには、解放的な機能があります。
とりあえず、話してすっきりした!という経験はありませんか?
自分の話を親身になって聴いてくれる上司、親友は、有難いものです。
その一方、適当に聞き流されたら、いい気はしません。
結婚式のスピーチ、下手ほど長くなる、なんて笑い話もあります。
一方的な話を聴かされ続けるのは、疲れます。
だけど、何を話しても何時間でも聴くよ、といわれたら、つい嬉しくて話してしまうのです。
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私たちは、このような特性があるので、緊張するから話したくない…と言いながら
話しはじめると、ついつい話が長くなるものだということを心得ておきましょう。
情報量が多いのは、かえって不親切
相手のYesを引き出したい、満足度を高めたい、喜んでもらいたい、
想いや考えを伝えたいという気持ちが強いと、話の内容が膨らみます。
特に、パワーポイント資料を先行してつくると、資料の説明だけで
時間がかかってしまい、結局、一番言いたい事、相手に期待することが
時間切れで伝えきれずプレゼン効果が半減する場合があります。
また、セミナーや研修で、無理に情報を詰め込み過ぎると
早口になり、聞き取りにくい、理解が追い付かないという事が起きます。
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アナウンサーは1分間に何文字を目安に話しているのか
おおよそアナウンサーは1分間で300字前後を目安としていますので、
一般の方は、300字よりも少なめに準備しておくといいと思います。
ただし、話すスピードは個人差があります。また、対面で話す時には、
抑揚や、間をつけた上で、ストップウォッチで計り、文字数を確認してください。
さらに、当日は、臨機応変に場の状況を見て言う事をプラスしていくと
双方向プレゼンとなり、聴衆の満足度が高くなりますので、
必ず、このコミュニケーションをとる時間も残しておいてください。
これらのことから、
一般的なプレゼンテーションは、
3分で約800文字前後
5分で1300文字前後が目安ではないでしょうか。
もちろん、文字数は、あくまで目安です。
文字数よりも大事なのは、まとまった構成です。
朝礼、研修、セミナー、提案等、場面や対象に応じた構成フレームに箇条書きで
記入をします。これが、話の骨組みになります、
そのあとに、具体的に表現を追加して肉付けをしていく方法が効率よく、成果もでます。
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いかがですか?
アナウンサーは、毎日秒単位、分単位で話をまとめながら、
ニュースを読んだり、インタビューをしています。
実は、話のタイムマネジメントは、
情報多過なネット社会において、年々集中力が短くなっている
現代人の心をつかむため必要不可欠です。
ぜひ、プレゼン成功に活かしてくださいね。
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