今どきの若手社員の育成に関する課題をお持ちの企業は年々増えてきているようです。実際、管理職向に部下指導に関するコミュニケーション研修のご依頼をいただいていますが、その中でも、「当たり前すぎてどう教えたらよいのか分からない」というのが基本的なコミュニケーションに関する内容です。20代前半は、SNS世代で直接の会話よりも、携帯を通じた会話に慣れています。そこで、職場やお客様と直接的な対話の場面で「こんなこと、言わなくても分かっているだろう」というようなことが経験値として身に付いていないのです。また、営業職として実績がある中堅世代は、どちらかというと先輩の背中を見てやり方を盗み取るという指導法を受けてきた方が多く、言語化して教えることに慣れていない場合もあります。また最近はハラスメントの問題もあり、中々思うように指導しにくいという悩みもあります。そこで、ビジネスコミュニケーションの基礎を営業活動で具体的に落とし込むところまで伴走するための研修プログラムを提供させていただきました。
正しい方法を考え方をセット覚える
大切なことは行動と考え方をセットで覚えるということです。例えば商談の場面、先輩の上手い営業トークをまずは、真似て再現してみるのではないでしょうか。もちろん、何事も真似ることから始まります。しかし、この時に単にトークスクリプトを書いて暗記しても決して実力はつきません。なぜならば、臨機応変に対応できないからです。先輩が上手くいったのは、先輩とお客様の関係があったからです。そこを抜かしてトークばかり練習しても空回りするだけですし、成績が上がらないとやる気も低下、営業職の離職率も上がってしまいます。
そうではなくて、上手い営業トークを分解して、まずは、営業担当とお客様の関係性、お客様の属性を確認してこのパターンには子のアプローチが有効だというように科学的に理解させていくといいのです。
すぐにお客様に連絡したくなりました!
ありがたいことに、この営業コミュニケーション基礎研修を新入社員向けに実施したところ「壁にぶつかっていた課題を解消する方法が分かってスッキリした」「すぐにお客様に電話をして話したくなった」「アポイント数が増えそうで、前向きな気持ちになった」という前向きな感想を沢山いただきました。対人コミュニケーション経験が少なくても効果的な指導とトレーニングで成長をサポートしていくことが可能です。ぜひ、職場で人材育成に関わっている方は、アドバイスをする時にハウツーレベルではなく、Whyをセットで伝えてみましょう。職場に適したトレーニング法についてご相談から承りますので、まずはお問い合わせください。