経営者やビジネスリーダーが人前で話す時に、
最も大事なことは相手を動かす影響力を持つことです。
ご自身のポジションが持つ社会的イメージに
相応しい影響力を発揮していますか。
自分勝手に話していては、部下はついてきませんし
人前は苦手だからと避けてばかりいては、社内外の信頼も勝ち取れません。
本日は、経営者やビジネスリーダー、またビジネスのステップアップを目指す皆様が
人前で成功するための正しい方法をお伝えします。
１．「話し方」のOSをインストールする
最近は、検索をすればいつでも
世界の名プレゼンターの動画を見ることが出来ます。
皆様は、いかがですか？
TEDやスーパープレゼンテーションを見て
こんな風に話したい、と思いませんか？
世間では、プレゼン上達には「話の上手い人のコツを盗んで真似る」
とすすめる方もいますが、初級者にはお勧めしません。
もちろん名プレゼンを見るのは勉強になりますが、見ただけでは上達しないということです。
何故かと言うと、例えば、OSがインストールされていないと
アプリが起動しないように
影響力あるプレゼンには、「話し方」の
OSが必要だからです。
私の失敗例で恐縮ですが、新人アナウンサーの頃、
先輩に「話の上達は、落語家を真似ると良い」と
勧められ、さっそく実践しようとしたのですが、難易度が高すぎて
真似ることなど出来ず、さっぱり効果はありませんでした。
他にも、人気アナウンサーの話術を真似るため、動画を再生しながら
原稿を書き起こして合わせて読んでみる方法も試しましたが、これも
効果はありませんでした。
このように、話し方のOSがインストールされた状態でないと
「上手くなりたい」「成功したい」と願い努力しても
ムダに終わってしまうのです。
実は、TEDなどで脚光を浴びているプレゼンターの話し方を分解してみると、
「正しい方法論」を忠実に実行しています。
つまり「話し方」のOSがインストールされている状態です。
２．感動プレゼン 完全コピーは失敗の元
「話し方」のOSがインストールされていないと、自分にとって何が必要か選択、
判断出来ないので上手い人のプレゼンを完全コピーしようとします。
これが、失敗の原因にもなります。
OSがインストールされていれば、目的に合わせてアプリを起動する、つまり
条件に合わせた方法を選ぶことが出来、成果を出せます。
例えば、あなたが英語で話すのか、日本語で話すのか
相手が日本の文化、習慣を持つ相手なのか
業種、業界、年齢、立場、人数、扱う商品、サービス
目的はモチベーションアップなのか
受注をとりたいのか
説明会、展示会で見込み客を獲得したいのか…
他にも、様々な条件が違います。
自分の、または御社の条件に合った構成シナリオや
表現法を選択しないと
聴き手を動かす影響力は発揮出来ません。
３．話の味は人の味
プレゼンやスピーチの面白いところは、
同じ内容、同じフォーマットを使っても、
１００人いたら１００通りの仕上がりになるところです。
例えば、声や表情や態度は、個々の持ち味がありますが、
それに加えて、情熱や相手に対する配慮、考え方というものが
表出し、聴き手は敏感に感じ取ります。
人は感情の動物です。
大人数、初対面を前に話す場合には、特に「話し方」の影響力が
聴き手の感情を左右します。
この部分は「プレゼンス」と言われるポイントで、
人間力を高める努力の仕方についても「話し方理論」で学び、備えることができます。
経営者やリーダーは、ご自身の思いや考えをしっかり伝え、
納得させて相手を動かすことが大切な役割です。
ぜひ話し方でプレゼンのパフォーマンスをアップしてください。
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