話しの決定権は、聴き手が持っています。
話の良し悪しは、プレゼンターが決めるものではありません。
「徹夜で準備をしてプレゼンで伝えきったのに、なぜ採用を見送るんだろう」
「資料にデータを入れて説明をしたのに、役員の反応が良くない、何故評価が低いんだろう」
こんな場合、「相手の事情」で上手くいかなかったんだろうと
諦めてしまいがちですが、実は話し手側に、失敗の原因があります。
そこで、聴き手がプレゼンを評価をするポイントが分かれば、
攻略法も見つかります。
聴き手が話を評価するポイントを3つあげます。
1.あなたの印象
内容に入る前に、あなたの話し方で、信頼を勝ち取れないと、
内容を聴く気になれません。
例えば、お客様先であれば、あなたの提案を聴きながら「この担当者と長い付き合いをしていけるのか?」
とイメージをしながら聴いています。
少しでもマイナスな印象を与えては、決定に影響がでるものです。
2.心理的な距離
相手とあなた、相手と企業の心理的な距離が埋まっていないと、中々素直に提案を聴くことは出来ません。
例えば、大手企業ならTVCMで消費者にロゴや商品を頻繁に見せることで、親しみと
「信用」を与えています。
これと同じように、初対面であったり、あまり認知されていない場合には
上手な自己開示をして関係を作っていきます。
これもプレゼンの需要な要素です。
3.メリットと費用対効果
やはり、提案を受け入れたときのメリットが最大の決め手です。
話し手が提案するメリットと、相手が感じているメリットが
マッチすれば、プレゼンは大成功です。しかし、なかなか一発でここを
攻めるのは難しい場合もあります。
そのような時には、相手を分析した上でいくつか説得材料を準備するといいでしょう。
そして、それをしっかり言葉で表現できるように伝えることこそ、
評価される最大のポイントです。
社内外に会社の代表として伝える立場にある方は、ただ話せばいいわけではありません。
相手方にどのように映り、どう評価されるかで、あなた自身の評価、そして企業を評価されます。
社会的立場に相応しい「話し方」で信頼を勝ち取ってください。
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