リーダーの話し方⑭周囲が評価するポイント | 話し方渋谷 元NHKキャスターが教えるエグゼクティブ・ビジネスパーソン・経営者のプレゼンテーション研修・話し方・スピーチ 管理職コミュニケーション

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リーダーの話し方⑭周囲が評価するポイント

話しの決定権は、聴き手が持っています。
話の良し悪しは、プレゼンターが決めるものではありません。

「徹夜で準備をしてプレゼンで伝えきったのに、なぜ採用を見送るんだろう」
「資料にデータを入れて説明をしたのに、役員の反応が良くない、何故評価が低いんだろう」

こんな場合、「相手の事情」で上手くいかなかったんだろうと
諦めてしまいがちですが、実は話し手側に、失敗の原因があります。

そこで、聴き手がプレゼンを評価をするポイントが分かれば、
攻略法も見つかります。

聴き手が話を評価するポイントを3つあげます。

1.あなたの印象
内容に入る前に、あなたの話し方で、信頼を勝ち取れないと、
内容を聴く気になれません。
例えば、お客様先であれば、あなたの提案を聴きながら「この担当者と長い付き合いをしていけるのか?」
とイメージをしながら聴いています。
少しでもマイナスな印象を与えては、決定に影響がでるものです。

2.心理的な距離
相手とあなた、相手と企業の心理的な距離が埋まっていないと、中々素直に提案を聴くことは出来ません。
例えば、大手企業ならTVCMで消費者にロゴや商品を頻繁に見せることで、親しみと
「信用」を与えています。

これと同じように、初対面であったり、あまり認知されていない場合には
上手な自己開示をして関係を作っていきます。
これもプレゼンの需要な要素です。

3.メリットと費用対効果
やはり、提案を受け入れたときのメリットが最大の決め手です。
話し手が提案するメリットと、相手が感じているメリットが
マッチすれば、プレゼンは大成功です。しかし、なかなか一発でここを
攻めるのは難しい場合もあります。

そのような時には、相手を分析した上でいくつか説得材料を準備するといいでしょう。
そして、それをしっかり言葉で表現できるように伝えることこそ、
評価される最大のポイントです。

社内外に会社の代表として伝える立場にある方は、ただ話せばいいわけではありません。
相手方にどのように映り、どう評価されるかで、あなた自身の評価、そして企業を評価されます。
社会的立場に相応しい「話し方」で信頼を勝ち取ってください。

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