少人数のトレーニングでは、必ず初めに話し方診断を行っています。
理由は、ご自身が気付いていない良さ、逆に課題を把握するためです。
例えば、ミーティングで従業員の反応が悪い。
もっと活発な雰囲気にならないか…というお悩みをある経営者が抱えていたとします。
従業員の仕事に対する意識が低いのが原因だろう…と半ばあきらめ気味でした。
しかし、話し方診断をしてみると、まるでお経のように単調で長い話し方でした。
おそらく、せっかくの内容が、記憶に残らず、右から左に流れて行ってしまったようです。
こういう例もありあす。
部長が役員へのプレゼンで、「君の話は、分かりにくい」と言われた。
資料もしっかり準備し、ロジカルに伝えているのに…
さらにロジカルシンキングに磨きを掛けねばならないのか…
しかし、役員に分かりにくいという印象を与えた理由は
回りくどい言い方をする癖があったからでした。
つい自信がなく、結論を明確にすることを避け、
役員の出方を伺ってばかりいたようです。
もちろん、様々な理由が複合的に重なっているとは思いますが、
この2つのような場合、話し方で、簡単に効果を高めることが出来ます。
それが「話し方のメリハリ」です。
メリハリは「抑揚」をつけて話すのですが、慣れていないと結構難しいようです。
そこで、「内容に応じて、対照的な動きを入れる」ようにしてみてください。
例えば、大きな声と小さな声
早い部分とゆっくりのペースチェンジ
間をあける時と、たたみみかけるようにメッセージを送る時など。
プレゼンシナリオが同じでも、
相手に与える印象がガラッと変わり
興味を持って聴いてくれます。
人は、感情の動物です。
いくら仕事とはいえ、単調な話しより
リズミカルな方が聴き手の気持ちが乗ります。
相手の集中力が途切れないように、ゴールへ導く
話のメリハリの付け方、是非ご活用ください。
少人数制で、ポジションに相応しいプレゼン技術が身につきます
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