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阿隅和美オフィシャルブログ

オンライン研修 学習効果を高めるポイント

こんにちは。
だいぶ、ブログの更新が滞ってしまいました。
おかげさまで、9月に入り、リアル、オンラインのプレゼンテーション企業研修、
そして主催の「講師プレゼンテーション塾」(こちらもリアル、オンラインで開催中)と
連日のように研修、セミナーが続いています。
この間に、リアルで行っていた内容の質を保ちながら
オンラインで研修を行うにはどうしたらいいか、試行錯誤を重ねながら企画、準備、本番と進めてきました。

テレワークを実施している企業では、人材教育の必要性を感じていても、対面集合研修に参加するために
出社をすることへの社員の意向もあり、感染対策をしっかり施しても尚、対面集合研修実施を
考えているというところも多いと伺います。
しかし、人材育成は継続しなければいけないわけで、リアルと同じ質を保ちながら
オンライン研修を開催したいということです。

多くの企業では、今年の新入社員研修を急遽オンラインに切り替えて
行ったところもあったようです。しかし、結果を聞くと、コミュニケーションをとるための
場を提供できたけれど、、やはりリアル研修と同じレベルの成果はだせなかった
というお声が多く、中には散々だったという感想もありました。

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そこで、今回は、社内で、教育担当者が、オンラインで研修を担当する場合に、
押さえたい準備段階でのポイントをご紹介します。
【目次】

1、受講環境を整える

ここではZoomで行う研修を想定します。
まず、受講する環境としてスマートフォンではなくPCでの受講が出来るといいです。
理由は、画面が大きい方が見やすく疲れを緩和するからです。
また、講師からも、受講者の表情が見やすいので、理解しているか、飽きていないかを
確認しやすいからです。

テレワークを行っている企業であれば、一人1台のPCはあると思いますが
中小企業、また小規模な事業所、営業所などは、
1人1台のPCが無い場合もあります。そこで
研修当日は、例えば他部署から借りるなど
出来る限りPC受講の環境を整えることをおすすめします。
最近は、PCのレンタルサービスもあるようです。

2.リアル、オンライン、どちらか1つにする

対面とオンライン両方同時進行はとても難易度が高いです。
それに、機材、スタッフの人数も必要です。
もし、オンラインでの研修が初めてであれば、
オンライン1本に絞りましょう。

中には、本社と支社を繋ぎ、対面でも伝えながら、オンラインで参加している支社向けにも
教育をするという「同時進行」をやったが、支社からの受講者へのコミュニケーションが上手くいかずに
急きょ、社内教育担当者が支店に飛び、翌日にリアル研修をやり直したという事例もありました。

3.オンライン研修での学習効果の高め方

次にリアル用の研修プログラムをオンライン用に変更します。
一番大切なのは時間配分です。オンラインは集中力が短くなるため、リアルの研修より短く設定します。
目安としては、30%カットくらいでしょうか。

私が主催する「講師プレゼンテーション塾」も、オンライン受講に伴い
受講時間を短縮しました。しかしプログラムの量自体は対面の時と同じです。
やはりお伝えしたい内容は削れません、そこでこの矛盾を解消するため「反転学習」を取り入れています。
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「反転学習」とは先進的な教育方法として、欧米のビジネススクールなど一部の大学で取り入れられています。
自宅学習で知識を習得して、授業では詳しい解説や発展問題を扱う新しいスタイルです。
今までの教育方法の順番を反転させるので「反転授業」と言われています。

オンライン化が進んだので動画を活用したこの反転学習が容易になりました。
私の講座では事前学習動画をお送りしています。もちろん復習にもお使いいただけます。
そして講座の際は、ワークを中心に、質問、講師からのフィードバックを行います。
こうして、講座当日、アウトプットの時間を増やすことで、オンラインでも有意義に
学びに繋げてもらっています。

この反転学習の手法は、企業研修でも有効な手段であると考えて実行しました。
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特に、リアル研修ですと、コミュニケーションをとりながら
受講者の理解度、能力を掴んでいけますが
オンラインではここが難しいと言われています。
ただ、受講者の現在地を把握することが、何より研修成果を上げるためには必要です。
事前アンケートという手法もありますが、それよりも
事前課題を行っていただき研修前に提出してもらうことで、
受講者の「現在地」が把握できました。

これも、実際に、企業オンライン研修で取り入れたところ、
効果が確実に実感できました。

いかがでしょうか。
今回は、社員、スタッフ向けに教育を行うご担当者が
オンラインでも上手く伝わり、リアルと同じ「質」を確保できる
準備のポイントをご紹介しました。

他にも押さえたいポイントはいくつかあります。
このポイントさえ押さえれば、大きく失敗することはありません。
ご希望があれば研修、コンサルティングでお伝えします。
お気軽にお問い合わせください。

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