朝礼や、会議、提案の場やセミナー、勉強会、大小に関係なく人前で話す機会があるはずです。
立場や役職が上がったり、独立開業、社会的責任が高くなるほど、プレゼン力が必要になります。
もはや「人前は苦手」では済まされません。
先日、IT技術者で、一般の方向けに講演を頼まれる機会が多いという方が
プレゼンセミナーにお越しになりました。
登壇回数も頻繁で、１時間ほどの講演を１００名位の前で行うということでした。
その方は、「１時間の講演内容を書いて原稿を作成し、全て覚えている」と教えてくださいました。
１時間分の原稿を作成し、さらに、それを暗記するのですから、
相当な時間がかかります。忙しい中、睡眠時間を削って準備をしているとのことでした。
皆さんは、どのように準備をしていますか？
私は、原稿を書いて、覚える準備法は、やってはいけないとお伝えしています。
なぜかというと、人前で話す時のストレスが増幅するからです。
そもそも、プレゼンやスピーチは、ご自身の考えや、相手へのメリットや想いを伝え
何らかの目的を達成する場です。
暗記力を競う場ではありません。
それなのに、「原稿を書いて暗記する」準備法だと、これが目的にすり替わってしまうのです。
そのため、「原稿を思い出せるだろうか」「スラスラ話せるだろうか」というところに意識がいき、
自分が書いたフレーズが出てこないだけで、不安に陥るのです。
そもそも、原稿通りにしゃべるかどうかなんて、相手にとっては、どうでも良いこと。
少しの間があっても何とも思いません。
準備効率が悪く、緊張するだけではありません。
セミナーやプレゼンはリアルな場。予期せぬ事態、質問や反応があるものです。
暗記で準備をすると、こうしたイレギュラーに対応が出来ません。
「イレギュラーな質問が来たらどうしよう・・・」こんな不安は、余計、緊張しますね。
そこで、この方に、人前ストレスが低減し、気負わず成功する、簡単、便利な準備の仕方を
アドバイスしたところ、大変喜んでくださいました。
私が、アナウンサー時代から使っている方法なので、実証済みです。
せっかくなのでご紹介します。
【人前ストレスが低減する、簡単、便利な準備法】
１．話材の洗い出し…話したい内容を箇条書きで出す
２．時間の枠をつくる…導入、本題展開、まとめと大きく３つに分け、さらに細分化していく。
一つの項目に、どの程度の時間が使えるのか計算する。
３．柱を決める…聴衆分析をして、テーマの切り口、視点を決める
４．洗い出した話材を、枠に挿入していく。
５．分かりやすく、興味を引く表現の選択、当日の演出を考える。
このように５つの段階を踏んで「進行シート」の作成をすることで、
まず準備にムダな時間がかかりません。
この作成過程で、何を話すかが、頭の中で体系化されていくので
暗記をしなくてもいいんです！この進行シートをメモに手元にくだけで、
本番でも気負わず、自然体で話せます。
なにより、緊張が緩和、ストレスが低減します。
もし、本番での失敗を恐れ、原稿を丸覚えをしたり、
スライドのノートに原稿を書いて、読みあげている方、
準備の仕方を変えてみませんか？
多忙な、経営者、エグゼクティブの方にこそおススメです。
こうした、プレゼンやセミナー、講演など人前で話す時の構成、
具体的な準備の仕方を特別にシェアする実践会を７月８日に開催します。
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