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【広報・リーダーの話し方⑯】伝わり方がアップする数字の扱い方

説明会や提案、会議では、データを使って根拠を述べます。
ビジネスでは数字は大事ですね。
しかし、その数字、聴き手がすぐにイメージできるでしょうか?

例えば、同じ部のメンバーであれば「昨年同月比○○%アップ」「コストを○○%削減できる」と言えば
すぐに理解できるでしょうが、同じ会社であっても部署が違うと扱う仕事も違うので、ただ数字を伝えただけでは
そこにどんな意味があるのか、すぐにはピンと来ない方もいます。

取引先やお客様となっては、その数字について丁寧に説明をしないと
せっかくのプレゼンの説得力が損なわれてしまいます。

実は、TVニュースや情報番組に、数字をアレンジするヒントが豊富にあります。
つい聞き流してしまいがちな情報を瞬間に覚えてもらう、興味を示してもらう工夫が施されています。

例えば
1.知っているものに置き換える
「この土地の面積は東京ドーム3個分の広さです」
聴き手がイメージ出来ますね。

2.既存品と比較する
「このマシーンは秒速○○回転します。
通常のマシーンと比べるとおよそ100倍の速さです。」

3.具体的に示す
「この商品の売上は、前月比1.5倍に伸びました。」
だけではなく、
「売上が前月比1.5倍の○○…円になりました。」と具体的に実績を出す
さらに
「この売上げは業界トップクラスの実績です」
など、市場での比較を示す

4.数字の意味を伝える
「検診結果は○○です。」
だけでは、聴き手に予備知識が無ければ、仮に注意が必要であっても
聞き流してしまい適切な予防対策をとらなければと思わないでしょう。
そこで
「この検診結果の数値は、正常値より高いので、
成人病予防対策が必要です。」とその数字の意味を伝え
行動を喚起する

等です。
数字はともすると、難しい、とっつきにくいという印象を与えてしまいがちです。
聴き手がイメージしやすい、覚えやすいように分かりやすく伝える工夫で
プレゼンテーションの効果を高めましょう。

WACHIKAでは、ビジネスプレゼンテーションのサポートを行っています。
お気軽にお問い合わせください。

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