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阿隅和美オフィシャルブログ

若手社員の行動変化を促す部下指導

「今どきの若手社員の育成法」
きっと、多くの組織で、このテーマに頭を悩ませているのではないでしょうか。

実は、私の元へは、「大手研修会社の研修を受講して
その時には、やる気が一瞬、高まったように見えたが、結局組織に定着していない。
若手社員が思うように育たない」というご相談が寄せられます。
こうしたご依頼に、完全カスタマイズで組織への定着に向けたコンサル&研修でサポートしており
おかげさまで、リピートを多々いただいております。

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どんなに素晴らしい高度な理論を有名な先生から学んでも
それを、組織の課題に落とし込んで実行できなければ
「机上の空論」で終わってしまうのです。

指導する立場の方の多くがプレイングマネージャーで
かなりタイトであるという現状を考慮すれば
シンプルな方法が一番効果が出ます。

それでは、一例を見ていきましょう。

例えば、営業でお客様への対応を部下に指導する場面
その時は「はい、分かりました」と返事をするのですが、
実際行動は変わらず、同じ失敗を繰り返すというものです。

指導の仕方を尋ねると、「ここは、こうしたほうがいいよ」
「自分だったらこうするよ」「営業同行で観察をして、やり方を真似て」という
伝え方でした。
もし、あなたが、先輩に上記のような指導をされたら、どうですか?

実は、私は新人の頃、こうした伝え方でアドバイスを受けて、
分かったような気になり大失敗をした苦い経験があります。
先輩のあいまいな言葉を自分勝手に解釈してしまったのです。
それからは、指導や依頼があった時には、その前提や、理由を必ず聴いて、同じ認識であるか
同じ結果、ゴールを描けているのかを確認するようにしました。
これで、仕事のクオリティも上がりますし、自己成長に繋がり結果が出るので仕事が楽しくなりました。

しかし、若手社員は、仕事を覚えるのにいっぱいいっぱいで、そこまで気が回りません。
上司や先輩が、誤差がないように伝える責任があります。

では具体的に見ていきましょう。

・「ここはこうしたほうがいいよ」と、何の脈絡もなくピンポイントの指摘では
前後の行動の繋がりがイメージできない恐れがあります。
まず、全体それから各論に話を進めると、理解しやすくなります。

・「自分だったらこうするよ」
・「やり方を真似て」
特に、最近の若手社員は、SNS世代で対面コミュニケーションの経験が乏しい傾向が強まっています。
そういう方に主観的な「ご自身のやり方」だけで指導をすると、完全コピーをしてしまい、
相手の感情や状況を読まずにそのまま再現。場合によっては相手への心象を悪くしてしまうことにもなります。
若手社員としては、「先輩の言う通りにしたのに、どうして上手くいかないんだ」と
不満や不信感を持つかもしれません。

先輩と若手社員は、役割、立場、性格、経験と様々な違いがあります。
また、相手によっても取るべき手段は違います。
「今回は相手の条件を分析し、この手段を選んだ」と
行動の理由をしっかり伝えてあげると納得しやすく
若手社員も、状況に応じて考え、自分の行動に落とし込めます。

部下指導=コーチングを活用されている
組織も多いかと思います。もちろん質問で考えさせ主体的な行動を引き出すのも大切ですが、
そもそもコミュニケーションの基礎的な部分が備わっていないと
答えを導き出せませんし、自信を持って行動できません。
もちろん、結果も出ません。

効果的なティーチングは
決して、難しいことではありません。
一手間かけて、「なぜ」をプラスする。
たったこれだけのことです。端的に伝えれば1分もかかりません。

部下が育たない、という前に
一度、伝え方を見直してみてはいかがでしょうか?

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