人前で話す際には、相手がこちらの話しを聴く準備が整っていないと
せっかくの話も独り言になってしまいます。
まず相手に興味を持ってもらい、聴く姿勢を作ってもらうことから始めましょう。
今回は話の導入5つの工夫をご紹介します。
1.場の雰囲気を作る
明るい挨拶や感謝の気持ちを伝え、まずは好感を与えます。
2.相手が関心、興味のある話題から入ります。
例えば、女性ユーザーに対して化粧品の説明を行う場合
「まだ梅雨とはいえ、今日も真夏のような陽射しですね。
皆さんは、どのような紫外線対策をしていますか」
「本日は、紫外線による肌トラブルを抑えてくれる
新商品をご紹介します」
というように、「自分事」として捉えてもらう話題を投げかけると
効果的です。
3.相手のメリットになるという事を伝える
この話を聴くメリットを明確に伝えます。
例えば社内ミーティングでは
「これからお伝えするレポート結果は、顧客の志向性がはっきり読み取れるものです。
お客様への提案に取り入れてください」
4.テーマの予告、項目をはっきり伝える
いつ終わるか分からない話を聴くのはイライラの原因です。
何について話すのか、話のゴールはどこか、何分で終わるのか、
項目はいくつあるのかなど
要旨を伝えれば、聴き手も「あとどの位で終わる」と
安心して話についてきます。
5.テーマについて聴く
もし、余裕があれば、テーマについての問題意識、興味のありかを探るため
質問をします。
可能であれば事前に聴く、もし、当日ならばお一人に聴いてみる
おそらく他の方も似たような問題意識をお持ちのはずです。
「話し手は、私たちを理解してくれている」という印象を与え
話を聞く気になります。
朝礼、ミーティング、商談とどれも対話を重ねることで
ビジネスを成功に導きます。
言い換えれば、人数や相手が変わるだけで日々プレゼンテーションの連続です。
話を聴いてもらえるように一手間加えたいですね。